ロウワーハムレット火災についてプラムヴィレッジからの報告
1/23にプラムヴィレッジフランスで発生した火災について、公式サイトにメッセージが掲載されました。
1月23日木曜日の早朝、ロウワ―ハムレットで最も古い建物が炎に包まれました。この出来事と、それに対する支援の方法についてお伝えします。
仏陀と菩薩のご加護のおかげで、1人のシスターが目を覚まし、上階で眠っていた9人のシスターが間一髪で建物から避難することができました。
火事となったパープルクラウド棟は単なる建物以上の存在です。それはハムレットの「心」と「炉端」であり、プラムヴィレッジ創設後、最初に改修された建物のひとつです。この建物にはタイ(ティク・ナット・ハン師)の部屋があり、10人のシスターが住んでいました。タイがまだ私たちと共にいらした頃、この場所で法話の後に休息を取り、お客様を迎えてお茶を楽しみ、弟子を導き、読経を聴き、本にサインをし、ハンモックでくつろいでいらっしゃいました。
ロウワ―ハムレットのシスター一同、この36時間で寄せられた支援と助けに心から感謝しています。近隣から3つの大規模なボランティア消防隊が出動し、30人の男女が眠りから起こされて現場に駆けつけました。彼らは午前3時までに到着し、地元の市長、警察、救急隊とともに夜を通して活動してくれました。
鎮火には約3時間を要しました。火は建物を焼き尽くし、甚大な被害をもたらしました。消防隊はできる限り建物を守ろうと尽力し、正面、北側、南側のファサードを救うことができましたが、それ以外の部分は全焼してしまいました。
夜の間、消防士チームの助けを借りて、貴重な物品を避難させることができました。その中には、タイの直筆書や、ダルマや律蔵の本など、タイの部屋の大切な品々が含まれていました。火災の原因については専門家による調査結果を待っているところです。火は壁の中から始まったようです。
ロウワ―ハムレットのシスターたちは、この喪失に深く心を痛めており、未だショックと回復の過程にあります。しかし同時に、この聖域を再建し、私たちの親愛なる師が残してくださったエネルギーや、救うことができた物品を守る決意を新たにしています。
タイの弟子たちが活動するパープルクラウドを再建・復興することは急務となり、既に計画が進行している新しい環境に優しい建物の建設計画の一環として、80人のシスターとアスピラント(修行希望者)を一緒に収容できる建物を建てることが計画されています。
再建のために、皆さまのご支援が必要です。どのような寄付でも大きな助けとなります。
ご寄付はこちらへお願いいたします。
この瞬間、私たちは、世界中で喪失を経験している全ての人々と深いつながりを感じています。家、安心、安全、そして聖域を失っている人々——カリフォルニア、ガザ、ウクライナ、そして世界のあらゆる場所で。
私たちは再建に奮闘する人々、そして私たちの共同体の強さと回復力を強く意識しています。破壊に直面しても、ハートと価値観を共に保って進んでいきます。集合的なエネルギーが力を発揮し、平和と聖域の場を再建し、未来の世代に聖なる避難所として引き継ぐことができるよう、心より願っています。
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